Linuxインストール時のHDDやSSDのパーティーションレイアウトについてまとめました。
Linuxインストールに必要なパーティーション
HDDはSSDはパーティションという区画に分割して利用できるLinuxをインストールするためには、二つのパーティーションが必要となります
- ルートファイルシステムに割り当てるルートパーティーション
- スワップ領域
下記の理由から、実際にはさらにいくつかに分割して利用されています
- 柔軟なシステム管理
- ディスクに障害が発生したときのダメージを抑える
- 障害発生時にスムーズな復旧作業
次に示すディレクトリは、独立したパーティーション割り当てるのが基本。
・/home
initial@DESKTOP-QH475PH:/home$ls
initial
一般ユーザーがそれぞれを利用するファイルが格納されています。
私の場合ですと、initialユーザのみが存在しています。多数のユーザーが利用するシステムの場合は、専用のパーティーション、すなわちユーザー毎にディレクトリみたいなものを作った方が、ディストリビューションを変更したとき、再インストールしたときに、環境を引き継ぐことができるので便利です。
・/var
/varuser@computer$ ls
backups cache crash lib local lock log mail opt run snap spool tmp
各種ログファイルや※メールスプールなど更新頻度の高いファイルが格納されています。ログが大量に生成されログファイルが大きくなりすぎると、容量オーバーとなってしまうかもしれません。そこで、ルートファイルシステムに/varがあるとログがルートファイルシステムの容量を使い切ってしまい、システム全体に影響を与えてしまいます。そのため、/varを別パーティションにすることで、被害がシステム全体に及ぶ危険を減らすことが出来ます。
※分からない方はこちら
その他にも以下のようなディレクトリ群は独立したパーティションに割り当てています。
・/usr
・/boot
・EFIシステムパーティション
・スワップ領域
・/(ルート)
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