linuxのパーティーションレイアウト

Linuxインストール時のHDDやSSDのパーティーションレイアウトについてまとめました。

Linuxインストールに必要なパーティーション

HDDはSSDはパーティションという区画に分割して利用できるLinuxをインストールするためには、二つのパーティーションが必要となります

  1. ルートファイルシステムに割り当てるルートパーティーション
  2. スワップ領域

下記の理由から、実際にはさらにいくつかに分割して利用されています

  1. 柔軟なシステム管理
  2. ディスクに障害が発生したときのダメージを抑える
  3. 障害発生時にスムーズな復旧作業

次に示すディレクトリは、独立したパーティーション割り当てるのが基本。

・/home

initial@DESKTOP-QH475PH:/home$ls
initial

一般ユーザーがそれぞれを利用するファイルが格納されています。

私の場合ですと、initialユーザのみが存在しています。多数のユーザーが利用するシステムの場合は、専用のパーティーション、すなわちユーザー毎にディレクトリみたいなものを作った方が、ディストリビューションを変更したとき、再インストールしたときに、環境を引き継ぐことができるので便利です。

・/var

/varuser@computer$ ls
backups cache crash lib local lock log mail opt run snap spool tmp

各種ログファイルや※メールスプールなど更新頻度の高いファイルが格納されています。ログが大量に生成されログファイルが大きくなりすぎると、容量オーバーとなってしまうかもしれません。そこで、ルートファイルシステムに/varがあるとログがルートファイルシステムの容量を使い切ってしまい、システム全体に影響を与えてしまいます。そのため、/varを別パーティションにすることで、被害がシステム全体に及ぶ危険を減らすことが出来ます。

※分からない方はこちら

その他にも以下のようなディレクトリ群は独立したパーティションに割り当てています。

・/usr

・/boot

・EFIシステムパーティション

・スワップ領域

・/(ルート)

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