皆さん、こんにちは!今日はマイクダントーニ(以降ダントーニ)についてお話ししたいと思います。
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マイクダントーニの生い立ち
1951年5月8日に生まれたダントーニは、ウェストバージニア州のミューレン市で育ったイタリア系アメリカ人です。
彼はハンティントンのマーシャル大学に進学する前にミュレンズ高校に通っていました。高校時代には彼は既にバスケットボールを始めています。
ダントーニは高校3年間、マーシャルサンディングハードでプレーし、大学でもバスケットボールを続けました。
ダントーニは大学卒業後の1973年にNBAによってドラフトされ、NBAとアメリカンバスケットボール協会(ABA)の両方でプロとしてのキャリアを始めました。
ダントーニは後にイタリアのプロバスケットボールチームOlimpia Milano*1と契約をします。そこでは、クラブのトップスコラーとして、5回もイタリアリーグにてチームを優勝に導いてます。
1989年の選手としてのキャリアが終わりに近づいていた頃、ダントーニはシニアのイタリア代表選考メンバーに選ばれました。

ダントーニは選手としても、非常に素晴らしかったのですね。
*1 クリッパーズで才能が開花したダニーロ・ガリナリがプレーしています。
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コーチとしてのキャリア
ダントーニは1990年に、かつて彼がプレーしていたOlimpia Milanoでコーチとしてのキャリアを始めました。
4シーズンを過ごした後に、彼は別のイタリアのチーム、ベネトントレビソでコーチをしています。
ダントーニの最初のNBAにおいてのコーチング業は1997年にデンバーナゲッツです。
2002年、ダントーニはフェニックスサンズのアシスタントコーチになり、翌年には、彼はサンズのヘッドコーチになりました。
2005年に、ダントーニはNBAコーチオブザイヤー賞を受賞しました。 2006年、ダントーニは、米国オリンピックバスケットボールチームおよび2006年FIBA世界選手権のコーチングスタッフとして働いています。
ニューヨークニックス、ロサンゼルスレイカーズ、フィラデルフィア 76ersを渡り歩き、2016年6月1日に、彼はヒューストンロケッツのヘッドコーチに任命され、現在に至ります。
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僕が思うマイクダントーニの凄いところ
ボールを持っているガードのディフェンスにセンターがスクリーン。その後、センターがピック&ロールをしてパスをもらう。それかガードがそのまま中に切り込む。ディフェンスが中に固まったら外にいるシューターにパスを出す。
これが現在のおけるNBAの基本的なオフェンスです。では、これ誰が考案したかご存知ですか? はい、マイクダントーニが2004年にこの戦術を考案しました。そして、その戦術は15年がたった今でもNBAで広く使われています。
これが僕の思うマイクダントーニの凄い部分です。では、当時の背景を説明しながらその経緯についてお話しします。
現在とは違い、2000年代のNBAはシャックやティムダンカンを始め、リーグ全体はビッグマンを重要視する傾向にあり、非常にスローテンポなバスケットボールをしていました。
しかし、2004年のダントーニが率いるサンズは全く違い、現在におけるNBAの流行を当時に先取りしていました。
ダントーニは2003-04シーズンに代わりのコーチとしてサンズに加入しました。
しかし、けが人も多く、シーズン途中に加入したため、28勝54敗でサンズでのシーズンを終えます。
翌年、ダントーニは一つの信念を持ってオフェンスシステムを構築しました。
それは、ガードとビッグマンによるピック&ロールです。

今のロケッツにも、このスピリットは感じられます。
そのピック&ロールを用いることで、ガードがオフェンスに参加でき、空いたら中にロールしたビッグマンにパス。もしインサイドにディフェンスが固まったら外のシューターにパスを出す。

今のどのチームが行っているオフェンスだ!
はい、マイクダントーニが2004年に考えたシステムです。
これが今でもNBAで使われているなんて恐ろしいですね。
しかし、このシステムをうまく回すには上手なガードとビッグマンが必要です。
当時のサンズにはビッグマンのアマレースタッドマイヤーがいましたが、ガードがいませんでした。
そして、とうとうそのシステムを理解できるガードをダントーニは発見します。
そう、伝説のガードスティーブナッシュです。
ダントーニの考えは見事に的中。ナッシュを中心としたオフェンスシステムがぴったりとはまりました。
2004年のナッシュのスタッツは、
FG 50.2%、3P 43.1%、APG 11.5
という化け物的なスタッツを残しています。

ちなみにサンズが快進撃した2004年に、田伏勇太はこのサンズに加入しています。
1:38 ナッシュ
スティーブナッシュによる活躍でサンズは快進撃を図るも、ダントーニの恩師であるグレッグ・ポポビッチ率いるサンアントニオスパーズによる堅牢なディフェンスの前に得意のオフェンスを発揮できず敗北を喫します。
その後、結局サンズは一度もチャンピオンシップを獲得できませんでした。
優勝は勝ち取れなかったもののダントーニが残した功績は、今も評価されています。
現在、ゴールデンステイトウォーリアーズを率いるスティーブカーは2004年にサンズのフロントとして働いていました。
それを間近で見ていたカーはこう語っています。
ダントーニはNBAで初めてスモールラインナップを始めた男で、従来のビッグマンを使わなかった男だ。結果として13年後の今、それが今あなたが見ているNBAの起源であった。-Steve Kerr-
まとめ
マイクダントーニについて語りました。今度NBAを見てピック&ロールがみたらぜひダントーニのことを思い出してあげてください。
余談ですが、彼はあまりにもディフェンスを軽視するために、D(Deffence:ディフェンス)を抜いて、Antoni(アントーニ)と皮肉られることもあります。(笑)
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https://www.businessinsider.com/mike-dantoni-offense-shaped-nba-2017-11
[…] マイクダントーニについて語る […]
マイクダントーニは確かに戦術(特にオフェンス)はすごいと思います。核となる選手の使い方、能力の引き出し方はすばらしいと思うけど、チーム全員の役割を生かす力は皆無だと思う。だから優勝は出来ない。見ててもったいないとか活かされてないなって選手が山ほどいる様に思います。