皆さん、こんにちは。今日はキーエンスの凄さについて語らせていただきます。
巷ではネットで営業がとてもすごいと強調されていますが、営業力だけでなく、製品の開発力が他社に比べて非常に優れていると感じています。

今回の記事では営業ばかり日の光が当てられているキーエンスの開発者に賛否を送る記事をお送りいたします。
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キーエンスの取り扱う製品
まず、皆さんキーエンスの商品を目にしたことはございますか。おそらくほとんどの方がないというと思います。僕もキーエンスという会社自体は知っていましたが、工場で働く前は実際の製品を見かけたことは一切ありませんでした。それもそのはずです。キーエンスの取り扱う製品はFA(Factory Automation:工場自動化)製品といって、工場の作業を自動化するための製品を取り扱っているため、工場で働いていないとまず目にすることはありません。
工場の作業を自動化するFA製品を開発しているのはキーエンスだけではありません。オムロンや三菱電機など様々な会社が参入していますが、キーエンスがダントツで一位を独走している印象にあります。
今回の記事では、私が主に業務で扱う画像センサシリーズXGに焦点を置きながらお話を進めています。
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キーエンスの画像処理センサ
画像処理センサは製品の外観を検査するプログラムを誰でも簡単に作成できるプログラムです。工場では、作業者のミス、機械の制御不良など様々な原因で製品に傷がついてしまうことがあります。そのような見た目が悪い製品をお客様の元に提供してしまうとクレームの原因になるため、工場では出荷前にどうしても取り除く必要があります。

みなさんもコンビニでつぶれているペットボトルがあったら、買いたくないですよね。
しかし、多くの工場は大量生産しており、一つ一つ人の目で確認するには限度があります。そこで活躍するのが画像処理技術です。画像処理技術を導入するにはかなりの工数を要します。
・C言語でカメラから画像を取り込むライブラリを作成。
・C言語で自らアルゴリズムを作成。
・工程の作業者でも扱えるように、GUI(アプリケーション)を制作。
・結果を周辺機器に通信できるようにする。
など、大まかに上げてもこれだけの作業があげられますが、実際の工程にはこれ以外にも予期せぬ様々な問題が生じてくるため、工程にひとつ画像処理技術を導入するだけでも多くの手間と人件費を要します。

カメラから画像を取得するだけでもめちゃくちゃ労力要しますからね・・・
加えて、多くの生産技術の部門には画像処理のプロを抱えているわけではありません。画像処理に関しては半分毛の生えた素人程度の人たちが開発に携わるわけですから、画像処理の技術力(計算速度、計測制度)は大したことありません。

正直、入門画像処理のような本ぐらいの知識しか皆ありません。
一方で、キーエンスの画像処理センサは
・カメラとの通信
・アルゴリズム
・GUI
・入出力
を誰でも簡単に扱えるレベルのパッケージを提供してくれます。上記の四項目は画像処理センサを提供している会社であれば、すべて当たり前のように満たしてくる要件です。しかし、キーエンスはひとつひとつのクオリティが高すぎます。
アルゴリズムに関してはブラックボックスとなっているため、一概に評価するのは難しいのでここでは話しません。キーエンスの画像処理センサの凄い点はGUIと入出力です。
GUIに関しては、誰が使ってもすぐに扱えるようになっております。

なんなら中学生でも説明書読めば行けそうです。
やっぱり、プログラムって自分で書く時間より、他人が見る時間の方が長いんですよね。そのため、わかりやすいプログラム、GUIって本当に現場を助けてくれます。
入出力もキーエンスの場合だと、なぜかエラーがでません。某他社の画像処理センサだと、入出力通信を他の機器と行うときになぜかエラーを吐くことが非常に多いです。ここら辺の原因は不明ですが、
とりあえずキーエンス使っとけば問題ない^^!!!!!
というのが、生産現場の意見ではあります。
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もちろん、キーエンスにもデメリットあり
キーエンス、もちろん悪いところあります。それは、
値段が高い^^
製品に自信があるのでしょうね、値段が高いです・・・
同じ製品でも、キーエンスの製品を使うと2~3倍ぐらいするかなと感覚値であります。もちろん、得意先や一度にたくさん入荷すると値段が変わるので一概に2~3倍とは言えませんが・・・
まとめ
キーエンスの凄さについてまとめました。営業だけでない、キーエンスのすばらしさを皆さんにも知っていただければと思います。
もちろん、営業の方のアプローチの数も他社に比べて多くてびっくりしますが・・・