高卒で製造業の大企業をオススメしない理由【人生一度きり】

皆さんこんにちは今日は高卒で製造業の大企業に入ることに関しての意見について述べます。世間では、大卒で大企業に入るのは非常に難しいから高卒で現場作業員として大企業に入ればコストパフォーマンスもよくなおかつ安定しているといった声をよく耳にします。

僕はこの意見に反対です。僕自身の意見を述べさせてもらうと、高卒で大企業に入ることはやめた方がいいです。勉強が苦手な方でも国公立の工学部に入って大企業に就職が一番コスパが最強だと思っています。

皆さんに納得してもらいたいので、まずは僕のプロフィールをご覧ください。

僕の履歴書

  • 地方国公立大学院卒
  • 製造業の大企業に総合職として入社
  • 2019年入社
  • 現在、製造実習で高卒の先輩方と現場で作業中

僕はまだ製造実習に入って一週間しか経過しておりません。そんな僕が現場を語るのは早すぎると思いの方もいらっしゃるとは思いますが、逆に新鮮な意見も聞いてみてはどうでしょうか?(笑)

注意

この記事は高卒で現場で従事している人たちをバカにしているのではないかと意見をいただくかもしれませんが、私は一切バカにしたり見下すような態度はありません。もちろん、人々が便利で快適な生活を送るには必ず必要な方々と認識しています。しかし、生活の質の向上や将来性、精神的な面を考えるとあまり正しい選択だと思わなかったので記事として紹介しました。

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高卒の大企業をおススメしない理由

私は大企業の電子部品を取り扱う製造業に大学院卒で総合職として就職しました。多くの製造業の大企業は大卒以上で就職した人たちに対して、1か月から一年間の間工場の現場で働かせます。文理や期間などは企業によりますが、私が周りの友達から話を聞く限り大体の企業は現場で働かせるのではないでしょうか。

そのため、私も製造現場に立って、高卒で入社した先輩方の指導の下で作業を進めています。

まだ一週間程度しか経過しておりませんが、仕事を通して様々なことに気づきました。

夜勤(交代勤務)が辛い

多くの工場では、24時間体制で製品を製造し続けます。機械は不眠不休ですから、企業は夜中も動かし続けてたくさんお金を稼ぎたいのです。いくら機械とはいえ、今の技術ではもちろん人間の作業を加えることはどの製品でも必要なのです。そのため、朝であろうが、夜であろうが人の手が必要であるため、現場の方は工場で夜勤があります。ちなみに、大卒のエンジニアは主に工場の生産工程を管理したり、開発したりするだけなので夜勤はありません。

この夜勤はめちゃくちゃ辛いです。人間は本来夜行性ではありませんので昼間活動する生き物です。そのような生き物が夜中に働いてストレス加えたら体調は悪くなるに決まっています。ましてや、人一倍体も心の弱い僕は体調も崩しました。

まっと

給料はめちゃくちゃいいのですがね・・・

これを数十年間続けるのは大変です。お給料はいいと思いますが、健康を第一優先にする僕には続けれません。

数十年間同じ人と顔を合わせる

現場において、コミュニケーションや意思疎通は非常に大切な要素です。そのため、一緒に働く班の人はほとんど変わらず、長い間を共にします。僕は気になって聞いてみました。

まっと
何年ぐらい一緒に働いていらっしゃるのですか?
現場の先輩

う~ん、10年ぐらいかなぁ

えっ、10年・・・

人によって様々な感じ方もあり仕事内容にもよりますが、僕は同じ人とずっと一緒に10年間働くのはちょっと嫌だなと感じました。

転職ができない

安定していると言いますが、盛者必衰の理です。どのような大企業もいつかは潰れると思ってください。10年前に遡ってみて、東芝やシャープは潰れますと言ってたら誰が信じますか?誰も信じませんよね。

しかし、東芝も壊滅状態、シャープも潰れて買収されました。僕の企業も、あのトヨタもアップルも、グーグルもいつかはなくなります。それがいつになるかわかりませんが、それが明日あなたの企業に降りかかるかもしれません。しかし、潰れたら違う会社に行けば良いだけのことですが、ここで問題があります。

あなたがいままで学んできたことは他の企業で活かせますか?

製造工程にもよりますが、僕の工程に関しては他の企業ではまったく活かせません。なぜなら僕の工程が行っている作業は特定の機械の掃除であったりメンテナンスを行うだけです。覚えることはたくさんあり、まだまだ僕にはできないことが多いのですが、このスキルは他の会社に行っても活きません。

まっと
ある工程でこの作業ができました。このスキルは御社でも活かせます。

とは言えませんので、転職は難しいでしょう。できたとしても、またゼロからのスタートで給料のベースもゼロスタートが妥当なところでしょう。

話題が女、パチンコ、タバコがほとんど

これは僕の企業だけかとおもいましたが、他の大企業で働いている友達にも聞いて一致したことです。先輩の方はほとんどが、キャバクラかパチンコ、タバコの話しかしません。

正直、この三つに興味ない僕からしたら、全く話が続きません。なので、基本黙っているだけです・・・これらの話が好きであるのであれば、天職かもしれませんが僕は苦手なので長くは勤まらないと思いました。

出世しにくい、だがチャンスは全然ある。

残念ながら製造業に高卒で入られた方は出世できません。(2020年6月修正)

まっと

僕たちのお父さんの世代であればぜんぜんチャンスはありましたが、今の時代は高卒の方の出世は非常に厳しいです。

その高卒が出世できない理由に関しては、ポテンシャルという面もあるかもしれませんが、一番は学歴重視にあるのではないでしょうか?学歴重視の現代において高卒の方が上にいると、下の大卒が話を聞いてくれない等のマネジメントの問題にあると思います。

では、どうして新卒一年目に僕がこんなことを知っているのか疑問に思いませんか?それは僕が先日事故で製造実習で現場の人たちの等級を見てしまったからです。

製造実習のリーダーが人事評価について教えてくれることになり、ある人の評価を見せてくれました。名前は隠されていますが、社員番号から勤続年数がわかりました。

まっと
ちなみに結構な大問題

その方は勤続19年目の大ベテランですが、等級がなんと僕と同じ大学院卒一年目とまったく同じ等級だったんですよ。信じられますか?

20年いたら、大卒以上なら課長は狙える範囲にいますよ。こんなわけで高卒製造業にいて、報われないので絶対におすすめしません。

ただ、出世できないというわけではありません。多くの会社では、製造にも管理職はあり、その給料は研究職(大卒、大学院卒)と一緒です。しかし、残念ながらその門徒はめちゃくちゃ狭いです。その理由としては、間接部門に比べて圧倒的に枠が少ないです。何人までとは言えませんが、課長だけでみると間接部門に比べてざっくり半分ぐらいではないでしょうか。

それぐらい狭い印象を受けます。

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まとめ

高卒で大企業をお勧めしない理由を説明しました。もちろん、福利厚生、高い給料などの良い面も多くありますが、この記事を見て参考になれば幸いです。ただ、僕自身としては、大学院で大企業に入るべきだと思います。

こちらの記事には、交代勤務についてまとめてるので見てください。

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