新卒が終身雇用を語る

こんにちは!先日ですね、あるニュースを見かけました。

中身を見てみると、詳しくは書いていませんでした。ただ、これから終身雇用無理だし、システムを変えていこう!とのことです。

なぜ終身雇用を続けていくことが無理なのか理由はわかりませんが、僕の意見を述べさせてもらいますね。

終身雇用は続けるべきだと思います。今日のブログでは、終身雇用について新卒から見た意見をお話しさせてもらいますね。

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終身雇用

そもそもどうして終身雇用が生まれたのでしょうか?諸説ありますが、パナソニック(ナチュラル)の松下幸之助が、不況にもかかわらず従業員を一人も首にしないことから従業員からの信頼につながり、その後大成長したのが起源とも言われています。このように社長に対する義理社員に対する人情がうまく繋がってうまくいくことが多々あるのです。

このように最近できたとも言われていますが、僕を始め多くの方はもっと前からあったと主張している人もいます。時代を1000年ぐらい振り返ってみましょう。はい、封建制度、”御恩と奉公”ですね。

まっと

最近では、いい国作ろう1192年鎌倉幕府ではなく、1185年という説もあるらしいです。

御恩と奉公についてはこちらのサイトに簡潔にもまとめられていますが、僕からも説明させていただきます。

昔は将軍と卸家人というものがいました。

将軍・・・幕府の頂点(社長)

卸家人・・・将軍と主従関係を結んだ人(社員)

将軍は功績があったときに卸家人に土地を渡し(給料)、卸家人は将軍に命(終身)を捧げ将軍とともに戦いました。僕は、これぐらいから日本に終身雇用というものは続いているのではないかと思います。この時からどうして、義理と人情が上手くいったのかわかりませんが、日本人にはこのシステムが適しているみたいです。

ここまでまとめると、

終身雇用
  • 松下幸之助から始まった
  • 義理と人情が根底にある
  • 封建制度から俺は始まったと思うぜ☆

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では、なぜ近年崩壊制度が噂されている

色々崩壊制度について、噂されていますが一番の要因はアメリカの成功にあるのではないでしょうか?GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)の四社は終身雇用制度はありません。使えない奴はすぐに首。しかし、エンジニアに対して、日系企業では考えられないような多額の報酬を支払います。

結果としては4社あわせて3兆ドルの時価総額。日本の税収が59兆円と考えると、どれだけヤバいかが、わかりますね(笑)

そんなわけで、みんながこぞってアメリカや!アメリカ!がすげぇんや!と絶賛し、だからアメリカの真似しようぜ!となっているわけです。では、実際にアメリカの真似ってなんでしょう?

  • 多国籍化
  • 終身雇用制度を辞めて、人材の流動性を増す。

など、多々ありますが自分の中では上の二つが大きな要素になっているように感じます。

で、今どうなってます?多国籍化とかいいながら、大学もしょうもない大学ランキングを追っかけるためにアジア圏の留学生ばかりを誘致。欧米圏の学生は全くいない。これから、移民を受け入れるとはいいますが、絶対に成功しないでしょう。

ちょっと話がそれてしまいましたが、終身雇用も同じです。アメリカみたいな真似してたら、人材の流動性がましてすごくなるんじゃね?と思っているのでしょう!

はい、間違いなく成功しません。

理由としては終身雇用の方が日本人の性質にあっている。

鎌倉幕府から1000年も続いてきた終身雇用。さらに、外国人が流入しにくい島国では、古くから続く日本文化のもとで育ってきた方が多いです。そのスタイルを変えるのは非常に難しいことだと思います。これからも無理だと思いますし、やっても失敗すると思います。

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僕が提案する改善点

とはいえ、終身雇用制度もこのままではいけないのは確かです。なぜなら、現在の終身雇用制度には大きな問題を抱えています。それは強い年功序列です。僕はこの色を若干弱めるべきだと思います。

年功序列とは、勤続年数が上がるにつれて給料が上がる仕組みです。年功序列が生まれた経緯としては、昔は知識よりも経験値が仕事の量に左右したために、このような制度が生まれたのだと考えています。

例えば、昔は物を作るときは人が手で並べたり、組み立てたりしていました。そうすると、単純に勤続年数の長い方はその作業に慣れていて、勤続年数の短い方に比べて速く正確に多くの物を作れたわけです。

今はどうでしょうか?FANACを始め、多くの産業用ロボットが生まれました。産業用ロボットは人より速く正確に物組み立てられます。しかし、それらを制御するには、高レベルな知識を必要とします。その知識は比較的頭の柔らかい年齢が身に着けやすく、実装もできます。もちろん、年配の方もリーダーシップを含め、若い方にはない能力を持ってはいますが、半世紀前に比べて勤続年数が必ずしも能力に比例しません。それにも関わらず、古い習慣に捕らわれ、能力のない人材が上に立ってしまい、上手く企業が回らない。加えて、若手がどれだけ努力しても給料は上がらないのでモチベーションがあがらない。この年功序列が日本企業の衰退に導いてしまったのではないかと考えています。

では、なぜ年功序列を辞めるべきではなく、弱めるべきなのか?理由としてはある程度の年功序列はチームワークに繋がると信じています。

完全実力主義は確かにモチベーションにも上がりますけど、問題があります。それは人間関係です。歩合制のアルバイトを通して、平気で人の仕事を邪魔したり、人の成果を奪おうとする輩がたくさんいることに気づきました。完全実力主義だと、悪意が仕事を邪魔するという可能性があるということです。

一方で、年功序列だと最低限の仕事をしていれば上に行けるという安心感があります。そのようなメンタル的にも、フレンドリーな空間であれば、仕事を邪魔したりせずに仕事が進むと思います。

人材流通の観点でデメリットもありますが、現在の終身雇用では年功序列が一番の問題だと思います。具体案は出せないことは非常に申し訳ないのですが、終身雇用事態に問題があるのではなく、終身雇用の評価制度に問題があると思います。ここの調整のバランスが上手く行くと成功に近づけるのではないでしょうか?

まとめ

終身雇用についての考えを書きました。僕はこれからも終身雇用を続けていけばいいと思います。

そもそも、別に日本は日本のやり方、アメリカはアメリカのやり方で差別化して続けていけば良いと思います。日本が良いなと思う方は日本に住めばいいし、アメリカが良いなと思う方はアメリカに行けばいいだけの話です。むしろ、他の国には類を見ない、終身雇用制度をこれからも大切にしていくべきだと思います。

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2020年1月21日

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